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千と千尋の神隠しのモデルじゃなくてもいい!台湾・九份のノスタルジーを覚える景色

台湾の九份と言えばジブリ映画『千と千尋の神隠し』のモデルの地ではないのか、と大きな話題になり、さまざまなメディアで目にした人も多いでしょう。

ですが、九份は公式にモデルの地として名前は挙がっておらず、偶然にも「景色が似ていた」だけ、という可能性も充分にある場所です。

しかし、魅力的な町であることには変わりありません。日本と近い距離にあり、歴史的にも繋がりのある九份の景色は、日本人から見ても「懐かしい」と感じてしまうのではないでしょうか。

Top photo by Kabacchi

活気ある台湾の小さな町「九份」

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via Shunsuke Kobayashi

九份は台湾の新北市瑞芳区に位置し、屋台が軒を並べる小さな町です。

昔は貧しい村だったのですが19世紀末ころに金鉱が発見されたことにより、一気に活気溢れる町へと変化しました。

 

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via Kabacchi

1894年〜1895年の日清戦争後の日本統治時代に金の採掘は最盛期を迎えます。

労働者の数に応じるように、たくさんの料理店(酒家)が軒を並べるようになり、当時の面影を色濃く残した路地や石段は現在も数多く残っています。

 

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via Kabacchi

しかし、第二次世界大戦後は金の採掘量が激減し、その後の九份は衰退の一途をたどるのです。

 

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via Kabacchi

転機は1989年に訪れます。

第二次世界大戦後に台湾が日本から中華民国に編入されて数年が経過していたころ、台湾と中国の間でタブーとされていた二・二八事件を取り扱った映画『悲情城市(A City of Sadness)』のロケ地に選ばれたのです。

これが多くの人々に九份の存在を思い出させるきっかけとなりました。

 

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via Tomoaki INABA

日本統治時代、第二次世界大戦などの大きな荒波を越えても当時の姿を留めていた九份は、台湾の人々にとってまさにノスタルジーを覚える景色だったのです。

 

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via Banzai Hiroaki

人目を引く赤い提灯、怪しく町を包み込む霧、軒を並べる料理店…、確かに『千と千尋の神隠し』の世界と似ていますね。

 

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via Kabacchi

全てを優しく包み込む灯りと活気溢れる人々の熱に、思わず酔いしれてしまいそうな素晴らしい町です。

 

画像引用元:Flicker 情報参照元:Wikipedia( 九フン ) / STUDIO GHIBLI

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